新嘗祭とは?日本の“食の感謝”を伝える大切な儀式

新嘗祭(にいなめさい)とは?
新嘗祭は、 毎年11月23日 に行われる日本の伝統的な祭祀で、
その年に収穫された 新穀(新米・新野菜・新果物)を神さまにお供えし、
実りに感謝する という、古来から続く食文化の中心にある儀式です。
日本では、天皇陛下が宮中で新穀を神前に捧げ、自らもその恵みを食す「大嘗祭(だいじょうさい)」の伝統があり、これが新嘗祭の原点といわれています。
つまり新嘗祭は、
“いただきます” の原点
“食は命である” という日本の価値観そのもの
を表した日本最高位の食の祭典といえます。
日本人にとって「食に感謝する日」
新嘗祭は本来、「勤労感謝の日」という祝日の前身でもあります。
働く人への感謝ではなく、まず “食の恵み” と “自然の循環” に感謝する日 として設けられ、それが時代とともに解釈された結果、現在の祝日に変化しました。
弊社としても、この価値観をとても大切にしています。
果菜谷園の新嘗祭 2025
11月23日。
果菜谷園では、毎年必ず 新米を炊き、旬のお供とともに食す 時間を設けています。
今年も、生産者のみなさまが丹精込めて育ててくださった新米を中心に、以下のお供を並べて、静かに、丁寧に、感謝の食卓を囲みました。

特別な料理ではなく、「普段のご飯」を丁寧に味わう。
それこそが新嘗祭の本質だからです。
なぜ果菜谷園は新嘗祭を大切にするのか?
理由はシンプルです。
① 生産者の想いを知っているから
畑に立ち、土に触れ、天候に悩む農家さんの姿を目の前で見てきました。
食卓に届くまでの過程は、決して“当たり前”ではありません。
② 食の循環は「命の循環」だから
食べるという行為は、命のバトンを受け取ること。
農作物も生きもの。
自然の恵みをいただいて生きているという事実を、一年に一度きちんと見つめ直したいと考えています。
③ 日本の食文化そのものを守る会社でありたい
弊社の理念は「日本の食を未来へつなぐ架け橋になること」。
新嘗祭は、その理念を一年で最も強く感じる日です。
新嘗祭の一杯のごはんには、日本の自然、土地、歴史、そして多くの生産者の努力が詰まっています。
その尊さに触れることで、「自分たちの仕事は食を守る仕事なんだ」と、毎年気持ちを新たにすることができます。
果菜谷園はこれからも、日本の食卓を未来へつなぐために、挑戦と行動を続けていきます。
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