会社案内

ご挨拶

もともと私は、輸入青果物を扱う商社に勤めていました。
世界各国の果物や野菜を日本へ届けるという仕事を通して、
地球の広さと、食の多様性、そして流通の仕組みの複雑さを学びました。

しかし同時に、こうも感じたのです。
「この食材は、どこで、誰が、どんな思いで育てたのだろうか。」

コロナ禍が訪れ、世界中の物流が止まりました。
あたりまえにあった食材が突然届かなくなる——
その出来事は、私の中で“食の安全性”や“命の循環”という言葉を
より深く考えるきっかけとなりました。

食の国・日本を、次の時代へ

日本は、四季の恵みにあふれた「食の国」です。
けれども同時に、島国であるがゆえに、多くの食料を輸入に頼っています。

だからこそ私は思います。
「輸入も、国産も。どちらも欠かせない“日本の食文化の一部”である」と。

海外の生産者から学び、
日本の生産者と手を取り合いながら、
正しい知識と倫理観をもって食をつなぐこと。
それが、私たち果菜谷園の役割です。

生産者と世界をつなぐ架け橋として

果菜谷園では、あらゆる産地を自ら訪れ、
現場の声を聞き、実際に土に触れ、
それぞれの土地の文化と人の思いを肌で感じています。

農家の方々が守り抜いてきた栽培技術、
そのすべてを共有しながら、
「日本の食文化をより豊かに、より持続的に発展させる」ことを目指しています。

株式会社果菜谷園　代表取締役　金谷 律也